Archive for 9月, 2009

[7-19]Who are you?

月曜日, 9月 28th, 2009

失敗を防ぐための予防策としては、自己認識、つまり、自分たちが

本当は一体誰で何がやりたいのか、について距離を置いて見ることだ。

(p.309)

この姿勢は、ビジネスの現場でも重要だ。

Who are you?

あなたは一体誰で、何のためにそこにいるのか?

という本質的な問いは、業績向上のためのプロジェクトの第一歩。

自分が誰なのか、本当の信頼と愛情はどこにあるのか、をしっかり思い出すこと。

それこそが、堕落し混沌へと落ちてゆくのを食い止めてくれるのである。

(p.309)

[7-18]企業ローカリゼーションも腰を強くする

土曜日, 9月 26th, 2009

ローカリゼーションは経済の腰を強くする。

(p.294)

このホーケンの言葉は、食材のグローバリゼーションに対比させての

地域調達のメリットについて指摘するものだ。

顔の見える農業生産者から買うことで、安全性が高まるし、

しかも、はるばる遠方から運ばなくていいから運賃、燃料、梱包材など

の費用を削減できる。食のローカリゼーションと最も遠いところにありそうな、

外食チェーンがローカリゼーションに取り組んで、良い結果を出している。

サイゼリヤだ。

サイゼリヤは水が一番安定する温度が4℃であることから、契約農家

の畑で採れたレタスを運ぶトラック内、加工工場内、店舗冷蔵庫すべて

の温度を4℃に保っている。それによって、レタスから水が出ていくことを

防ぎ、また、外部から水が入り込むことを防ぐ。科学である。

これによって、サイゼリヤの野菜はシャキシャキ感を損なわず、

おいしい。

直契約農家から買い付けるという、サイゼリヤの「企業ローカリゼーション」

も、サイゼリヤの腰を強くしている。

[7-17]真実は生ビール

金曜日, 9月 25th, 2009

  iPodやテレビドラマの作り出すヴァーチャル世界に遊ぶことも

いいだろう。しかし、味覚にヴァーチャルは存在しない。味覚は

口の中に存在するのであり、口はいつでもどこでも、私たちを、

味覚の誘う世界へとつなげてくれるのだ。咀嚼するたび、

私たちの舌は、一万もの味蕾が数億の分子を味わう。

あたかもドアマンが来訪するすべての食べ物を

来客簿に名前があるかどうかチェックする

ように。

(p.292)

この指摘はとても重要で、ビジネスの世界にITが入り込み始め、

ただPCのスクリーンを見て、キィボードを叩いているとそれが

仕事になるという勘違いをしてしまいがち。

1981年、ビジネスの世界に入ったとき、働くとは、文字通り、

靴をすり減らすことであり、見込み客リストを手に住所を

探しながら街を歩き回ることだった。

いつの間にかそれと同等か、それ以上にパソコン前の事務が重要度

を増した。

でもね。

生ビールの美味さは、やはりリアルでしかないし、ヴァーチャルでは

味わえないんだよね。そしてその美味さは、決して代替できるものではない。

どんなにITが発達しても。ITは、電源が切れたら、どうしようもないもんね。

代替不能なところにこそ、人生の真実がある。つまりは生ビールこそが

人生の真実なのだ・・・・ってこういうのを我田引水という(笑)。

myfavo

 

 

[7-16]リンパ球と運動は同じ

木曜日, 9月 24th, 2009

安保 徹、石原結實 両先生の『ガンが逃げ出す生き方』(講談社)

では、人間が本来持っている免疫力を活かすならガンは自然に

消えるものである、という論点に立って、非常に勉強になる。

そして、この考え方は、ホーケンが7章「免疫システム」で展開している

論と同じところに立っているのである。

前掲書のp61-62から引用しよう。

安保 ガン患者にとって大事なのは、「免疫を抑制するような治療は受けない」、

そして、「もしすでに治療しているなら即刻やめる」ということです。抗ガン剤、

放射線治療といった間違った方向に進むと、せっかく治るガンも治らなく

なってしまいます。・・・(中略)・・・それから、転移を怖れないことです。

転移はガンが治ろうとする兆候であり、「うれしいサイン」なのですから、

いたずらに怖れる必要はありません。

(中略)

リンパ球の数が増加しているときの転移なら、むしろ歓迎していいのです。

 このときの転移をたとえていうなら、「城に立てこもったガン細胞軍団が、

リンパ球軍団に包囲されて火攻めに遭い、たまらず城を逃げ出した」という

状態です。転移と聞くと、「末期ガンの兆候か」と早合点してしまう人が

多いのですが、本当はガン細胞が生き延びるために散らばっているだけなんです。

 逃げたガン細胞はリンパ球の追撃に遭い、やがて自然消滅します。

このときに抗ガン剤を投与すると、リンパ球をつくる骨髄の造血巣が破壊され、

弱っていたガン細胞が再び勢いを取り戻し、息を吹き返してしまいます

入浴や適度な運動で血流を良くして体を温め、免疫力を高める玄米や野菜、小魚

などを食べてリンパ球を応援してやればいいとの由だ。

さて、地球上の運動にとって、どういう環境が「応援」になるのだろうか。

おそらく、「放っておかれる」ことが一番だろう。フリーに活動できること、

守らねばならない教条やイデオロギーがあってはならない。

[7-15]TGC

土曜日, 9月 19th, 2009

企業が何でも知っている「ウエから目線」をやめ、生活者・顧客が

集まって楽しめ、そして互いに情報交換のできる「場」を用意する

ビジネス戦略をVoting Place Strategy略してVPSと呼んでいる。

東京ガールズコレクション(TGC→クリック!)はまさにその典型だ。

9月5日、代々木競技場第一体育館に集まった23,000人は、

ただのファッションショーを観るために来ているのではない。

通常のショーであれば電源を切らなければならないケータイは

バンバン使用OK(そもそも主催はgirlswalker(→クリック!)という

女性ファッション携帯向け通販サイトを運営しているくらいだ)、

その場で写メを撮り、その場で注文する。

通常、ファッションショーで披露される服は「素敵だけど、いつ・どこで着るの?」

というタイプのものだ。しかし、TGCの服は、リアル・クローズ、現実に着る服

なのである。

TGCに集まった女の子たちは、その場でショーを楽しみ、その場で買い物し、

その場で意見交換し、その場にいるハッピーを楽しみ、その場に行ったことを

余韻として楽しみ続ける。

企業の役割は、「場の提供」である。

ざっと計算したところ、入場料を平均7,000円として、23,000人だと

161,000,000(1億6,100万)円。入場料だけの金額である。

これに、服の購買がついていくる。

すごいビジネスモデルだ。

[7-14]Twitterもまた、新しい時代の息吹

木曜日, 9月 17th, 2009

Twitter(→クリック!)をやってみたら、おもしろいのなんのって。

15年ほど前に初めてネットに接続した頃みたいなワクワク感を感じて

います。

で、これって、何が面白いのかな、と考えるに、ブログがやや「よそいきの服」

に見えるのに対し、Twitterは「部屋着」だからだね。

外出から帰ってユニクロの部屋着に着替えたゆるい感じ。

ところが、「もう疲れた。寝る」とかのつぶやきの合間に「花王、エコナを自主回収」

というニュースが飛び込んできたりすると、一気に「世論形成メディア」に

なる。

ここがボトムアップであって、新しい時代の息吹を感じる点なんだ。

greco

写真は、倉敷美観地区のお気に入りカフェ「エル・グレコ」。

ミルクセーキかミックスジュース、そしてカステーラが

おすすめ。

[7-13]顧客に渡す

月曜日, 9月 14th, 2009

企業のあり方、「顧客に渡す」トレンドになっているよね。

クックパッド(→クリック!)

は主婦たちのパワーの結集だ。

企業が何でもかんでもトップダウンで

というのではなく、ボトムアップ

の参加型のビジネスモデルが繁盛のコツだと

思う。

つまり、これは運動の成立過程と同じなんだ。

[7-12]JOYWOW大使

日曜日, 9月 13th, 2009

JOYWOWのビジョン「世界にもっとJOYとWOWを!」

をじゃあ誰が実現するのか、その主語は?

となったとき、JOYWOWコンサルタントですか、というと、

違う。もちろん、JOYWOWコンサルタントもやるけど、

たった11人では、やはりできることは限られているよね。

やはり主役は世界の一人ひとり。

そこで、『JOYWOW「あり方」の教科書』(本とカードがセット)

では、ある企画をした。

専用サイトでの限定販売なのだが、注文してくださった方に

「JOYWOW大使になりますか?」という質問をする。

「イエス」となれば、JOYWOWから「オフィシャル大使IDカード」

が届けられる。こんな流れだ。

JOYWOW大使に任命され、

  ↓

JOYWOWから本と一緒に「オフィシャル大使IDカード」が届く

  ↓

本とカードを実行する。

  ↓

実行の結果、一人ひとりの現場(生活の場、仕事の場)にどのような

JOYとWOWが増えたのか、フィードバックしてもらう。

方法は、画像、動画、文章で『教科書』専用サイトに投稿。

つまり、『教科書』体験の楽しさは、

「考える・行動する・解説を読む」に

とどまることなく、

自らが主人公となって、JOY+WOWを世界に発信できる、

というところにある。 

 (つづく)

[7-11]JOYWOWそのものも

土曜日, 9月 12th, 2009

現在世界中で起こっているボトムアップの運動と権威ある

イデオロギーの違いは何か。一つに、運動は拠って立つアイデアを

観察によって導き出しているのに対し、イデオロギーが信念や理論を

基盤にしている点にある。(p.261)

「世界にJOYとWOWを広めたい!」をビジョンにしているJOYWOWの

アプローチも、ホーケンの描く「ボトムアップ」であることが理想だ。

そして、「JOYWOW」は「イデオロギー」(●●すべき)ではなく、「あり方」(being)。

だからこそ、JOYWOW最初の本は「あり方の教科書」。

今日からしばらく、JOYWOWでやっていること、これからやろうとしていることを

この場を借りて、述べてみようと思います。

まさに、JOYWOWそのものが、「一つの運動」なのだから。

(つづく)

[7-10]身体にいい塩

金曜日, 9月 11th, 2009

2009年9月9日付朝日新聞夕刊を読んでいて

「これこそがoneness(ワンネス)だ」と思わずつぶやいた。

ニッポン人脈記街のエジソンたち連載7「いのちの塩沖縄に降る」。

1997年、塩の製造が自由化され、沖縄には30社が製塩市場に参入、

競争は過熱した。

すぐに浮かぶだけでも、宮古島の「雪塩」、うるま市「ぬちまーす」。

また、最近はテレビコマーシャルで大橋のぞみちゃんが出演して歌っている

ポテトチップスに使われている「石垣の塩」。

特に雪塩は、宮古島へ旅した折、工場見学をし、浅丘ルリ子さんとすれ違った

りして印象が強く、しかもおいしいから愛用している。

ぬちまーすvs雪塩のギネスブック申請競争もすごい。

2000年、ぬちまーすがカルシウムやマグネシウムなど含有ミネラル14種類で

ギネスブック認定を受けた。

半年後、雪塩が18種類で、記録更新。

ぬちまーすが21で抜き返し、雪塩も21で並ぶ。

ここに他のメーカーも参戦し、結局ギネス側は、この部門を閉鎖してしまったという。

ただ、このメーカーたちの気概は、「新しい塩、身体にいい塩を作りたい」

という強い思いにある。

工場で製造されていたそれまでの塩と比較して、ミネラルが豊富だし、

高血圧の人でも安心して口にできる。

雪塩の西里長治氏の言葉。

「我々は新しい産業の誕生に立ち会っている。すごくラッキーだと思います」

つまり、個々の企業は各自の利益のための行動を取ってはいるのだが、

全体として俯瞰した場合、「新しい、身体にいい塩を製造販売する」という

一つの共通した価値創造に取り組んでいる。

これこそ、onenessだと思う。

参考:朝日新聞2009年9月9日付夕刊・東京本社版1面記事

ニッポン人脈記街のエジソンたち連載7「いのちの塩沖縄に降る」