今日、書影が出版社バジリコから来たよ。
こんな感じ。

担当編集者安藤さんによれば、今日、amazonに
情報を流すようなので、あとはamazonの作業次第。
だから遅くても来週早々には予約開始されることと思います。
よろしくお願いします。
さて、この本をなぜぼくが翻訳しようと思ったのか、このサイトの右側の
バナー(本書を翻訳した理由)にも書いたけど、発端は、やっぱり
ホーケンの新作、ということが理由だね。
『ビジネスを育てる』を翻訳し、その素晴らしさに惚れ、関連の
『自然資本の経済』にハマってしまっていたぼくはホーケンの
仕事を丁寧にフォローするようになっていた。それで、ホーケンの
サイトだったか、amazon.com(米国amazon)だったかで、
新作の予約が始まっていることを2006年のクリスマスあたりに
知り、早速予約した。
実際に出版され、手元に届いたのが2007年5月6日。
そう、ぼくの誕生日だった。ぼくの誕生日に出会った本は
良い本、というならわしがあって(こういうときに『ジンクス』と
いう言葉の使い方は間違いね。あれ、エンギ悪い時に使う
言い回しだから)、99年に出会ったのが『パーミション
マーケティング』だった。
装丁が素晴らしく、早速読み始めると同時に、「この本はぼくが
翻訳するしかない!」と決意を固め、さて、どこの出版社と組もう。
結果的に『ビジネスを育てる』と同じバジリコさんに決定したのが
その年の9月だった。翻訳するためにはエージェントを通して版権を
取らなければならない。個人ではなかなか難しいので、このあたりの
困難な仕事も出版社にお願いしなければならない。
9月26日、安藤さんと、葉山マリーナ近く「ラ・マーレ・ド・チャヤ」の気持ちいい
外のテラス席で詳細を打ち合わせし、見送った後ぼくは原書を手にスターバックスへ行って
しみじみ、カフェミストを飲みながら翻訳者になれた嬉しさを噛みしめたのだった。
その3日後の9月29日、翻訳を開始した。
「はじめに」にあたる「The Beginning」の章である。
私は、過去15年、環境をテーマにしておよそ1,000回に及ぶ講演を行ってきた。
話すたび、綱渡りでバランスを保とうと奮闘しているような気分になる。
で始まり、そして、最後は次の文章で終わる、希望に満ちた章だ。
本書でとりあげた人々は全員、善行を心がけている。
しかし、本書は必ずしも善行についてのみ書いたわけではない。
この、生きとし生けるすべての聖なる生命存在の基盤 ─
地球と、想像を超える多様な生命たち ─ を救おうとして活動するすべての人々について、
書いた。結果、全巻を通底する空気は、現代の寒々しい時代には珍しく楽観的なものとなった。
このことは当初から意図していたわけではない。
オプティミズム(楽観主義)は実はすでにずっと地球上に存在していた。
私がこのたび、ようやく気づいただけのことだ。
optimism discovered me.
この最後の一文で、この翻訳は意義深いものになる、そう確信した。