[8-6]何もしない
たとえばJALを経営破綻から救うことで世界にいかなる価値が
生まれるのか。
JALに投入する税金は、日本国民が本当に負担するべき
ものか?
企業も生き物であり、だとするならば、人為的な手だてなど、
ろくすっぽ役に立たないのではないのだろうか。
最近のぼくはそう考え始めている。
ガン治療のアプローチにはさまざまあり、国によっても違うが、
スウェーデンでは、前立腺ガンの治療は、「何もしない」
が一番多いという。それでも人間のもつ自己治癒力で、治ってしまう
らしいのだ。
つまり、人間は、何もしない。自然に任せる。
そしてそれが再生につながる。
ホーケンが最終章「再生」で最も伝えたいことではないだろうか。

