ファミレスメニュー・シンドローム

3月 8th, 2010

一つの組織に一つの目標。

マネジメントの原理原則であり鉄則である。

ところが、環境保護の話になると、一つの組織が複数の目標を抱えていることが多い。

その点、NPOやNGOは明確である。一つの組織は一つの目的しか持たない。

ワイザーアース(→クリック!)を見ればよくわかる。

しかし、営利組織であるところの企業が「地球にやさしい活動」という時、

「あれもこれも」と まるでファミレスのグランドメニューのように盛り込むのは

実のところ、本気に取り組む気がないからではないか?

いや。

善意に解釈しよう。

日本人は真面目だから、「あれを入れるならこれも」と、盛りだくさんにしてしまう

のだろう。

また、基本、「環境」にリンクする活動をする組織はこの、「ファミレスメニュー・シンドローム」

に陥りがちだということを指摘したい。

一つの組織に必要なものは、一つの目標である。

あらためて。

2月20日ハイチ救援チャリティライブ開催されます

2月 16th, 2010

昨日We Are The Worldのことを書いたと思ったら中島明さんから

日本でも今度の土曜日にハイチ救援ライブが開催されるお知らせを

いただいた。

ぼくはコンサルタント養成講座なので参加できないのだけれど、

情報シェアさせていただきます。

■イベント名
緊急開催!ハイチ救援チャリティライブ
Hope For Haiti Now From Shimokita, Tokyo
■日時
2月20日(土)12:30~14:30 開場11:30 開演12:30
■場所
下北沢440
http://www.club251.co.jp/440/
下北沢駅南口徒歩5分(小田急線・京王井の頭線)
■概要
1月23日にアメリカで行われたチャリティイベント「Hope for Haitinow」の想いを受け、
東京・下北沢で行われるハイチ救援のためのチャリティイベント。
ランチ付のライブに参加するだけで、ハイチ救援のためのチャリティに貢献できます。
普段はチャリティや募金に少しハードルを感じるという方も、
ランチがてら、ライブがてらに、気軽にご参加頂けるイベントです。
今回の趣旨に賛同してくれたミュージシャンによるライブとランチ(1ドリンク付)で
土曜日の休日をお過ごし下さい。
当日は現地ミニレポートやチャリティ物販も予定しています。
■Charge 2000円
※ランチ(1ドリンク付)、ミュージックチャージ、ハイチ義援金含む
※収益金の全額をハイチ救援を目的として、
特定非営利法人「ピースウィンズジャパン」に寄付いたします。
■出演予定ミュージシャン
高森ゆうき、橋本康史、山口愛、他

 

■イベント名

緊急開催!ハイチ救援チャリティライブ(→クリック!)

Hope For Haiti Now From Shimokita, Tokyo

 

■日時

2月20日(土)12:30~14:30 開場11:30 開演12:30

 

■場所

下北沢440(→クリック!)

下北沢駅南口徒歩5分(小田急線・京王井の頭線)

 

■概要

1月23日にアメリカで行われたチャリティイベント「Hope for Haitinow」の想いを受け、

東京・下北沢で行われるハイチ救援のためのチャリティイベント。

ランチ付のライブに参加するだけで、ハイチ救援のためのチャリティに貢献できます。

普段はチャリティや募金に少しハードルを感じるという方も、

ランチがてら、ライブがてらに、気軽にご参加頂けるイベントです。

今回の趣旨に賛同してくれたミュージシャンによるライブとランチ(1ドリンク付)で

土曜日の休日をお過ごし下さい。

当日は現地ミニレポートやチャリティ物販も予定しています。

 

■Charge 2,000円

※ランチ(1ドリンク付)、ミュージックチャージ、ハイチ義援金含む

※収益金の全額をハイチ救援を目的として、

特定非営利法人「ピースウィンズジャパン」に寄付いたします。

 

■出演予定ミュージシャン

高森ゆうき、橋本康史、山口愛、他

お問い合わせ、申し込みはこちらへ(→クリック!)

 

 

[8-15]歌の力

2月 15th, 2010

オリンピック開会式で披露された

We Are The World 25 :For Haiti(→クリック!音が出るのでご注意を)

歌の力というものをあらためて感じた。

人間の根源的な 深い何かに

歌は訴えかけてくる。ダンスもそうなんだろね。

運動にもさまざまあるが、あらためて、歌によるムーブメント

素晴らしいと思いました。

[8-14]良いお年を!

12月 31st, 2009

2009年も大みそか。

少しずつ書き継いできたこのブログ、来年もゆっくりとではあっても

つづけていきます。

今年はデフレに見舞われた一年でした。

ただ安ければいいだろう、という開き直りの、マーケティング不在、理念不在の

ビジネスが大きな顔をした一年。

でも、そんな中でも、「徳は本なり、財は末なり」の背骨を揺るがせない

ビジネスは顧客から支持され、順調に利益をあげています。

鎌倉シャツ(→クリック!)なども、その一例ですね。

創業者貞末さんは昨今の「ただ安いだけ」のアパレルの流れに

「そういう企業が生き残るのでしょうか」と疑問を呈して

おられます。全く同感です。

「徳は本なり、財は末なり」

本末が転倒してしまったビジネス世界に、徳をもたらす。

『論語と算盤』の精神を取り戻す。

若い経営者たちにも、この気運が高まってきているのは、とても良い

流れだと思っています。

思えば、環境問題は、煎じつめていくなら「徳」の問題になります。

罪は金銭にあらず。

罪は商売にあらず。

罪は徳の不在にある。

「お金を儲けて、何がいけないんですか?」

と開き直った投資家に欠けていたもの、それこそが

「徳」というものでしょう。

2010年のビジネス界に徳や道が戻ることを祈念して、一年のしめくくりと

したいと思います。

皆さん、良いお年をお迎えください。

[8-13]ハイパーデフレの行き先は貧困

12月 14th, 2009

現在の日本のハイパーなデフレ、わかりやすく言うと

超・貧乏な経済になってしまった原因の大きな一つは

ユニクロ、ドンキ、イオンなどをはじめとする企業が競って

安くしている超安値衣料じゃないのか?

彼らが売っている価値はマーケティング的に言うと

ジーンズやらフリースやらスーツではなくて、「価格破壊」

である。昭和40年代に同じように「価格破壊」を売りにして

快進撃した大手スーパーの末路を見れば明らかなように、

「価格破壊」戦略で持続可能な経営をした事例はマーケティング史上

一つもない

「エブリデー・ロープライス(毎日が特売日)」をブランドの約束

にして成長してきたウォルマートも、いまや「Save money, Live better」

へと変更している。

そこには、ここ10年以上、環境関係のNGOの標的に遭い続けて

きた結果、世界一多いトラックの輸送効率を3倍に高めたり、

100%再利用エネルギーに

したり、店のゴミを廃棄物ゼロエミッションシステムにしたり、

という環境フレンドリー

な企業姿勢のにおいが感じられる。

安売り衣料を買っている生活者自身はどうかというと、

みな収入が減り、聞けば、四人家族の

食費が月1万円台という家庭もあるという。

これはどう見ても、既に貧困家庭であって、

そしてこの家庭は決して特別な家庭ではなく、

普通の会社員なのである。

おかしくないか?

富の一極集中をもたらす現在の日本のデフレ。

企業活動に既存の価値の破壊はつきものだが、

しかし、「創造的破壊」でありたいものだ。

しかも、「JOYやWOWを生み出す創造」で

ありたい。

破壊だけというのは、企業の社会的使命

から鑑みても、淋しい。

[8-12]ただ消費するだけではなく

12月 13th, 2009

(前項のつづき)

さて、60人の化学エンジニアたちは4つのグループに分かれて、

それぞれの宇宙船アイデアを出した。

中でも一つの宇宙船は、長い滞在時間(100年だ!)を快適に過ごせる

飛びぬけて素晴らしい案に満ちていた。

よくあるのは、古今の名画のDVDや本をもっていく、というものだが、

彼らは、乗客の構成を吟味した。アーティスト、ミュージシャン、俳優、

作家を入れよう。

これによって、文化をただ消費するだけではなく、創造しながら宇宙を飛べるのだ。

また、有用か、有用でないか、というものさしではなく、さまざまな雑草を多品種

用意した。それによって、土壌を豊かにし、表面にミネラルをもたらすことができる。

(p.332-333)

[8-11]宇宙船を設計してください

12月 11th, 2009

今から二時間以内に、宇宙船を設計してください。

地球を出発して帰ってくるまでの100年間、乗組員が

全員元気で、健康、そして幸せでなければなりません。

生物系も必要です。

そのエコシステムのおかげで1世紀の間、食物、清潔な水、

薬草、繊維が提供されます。各チームは宇宙船社会の文化

も設計してください。命令系統や社会を創造し、維持するに必要な

こまごました厄介なディテール設計もすべてお願いします。

宇宙船は必要な大きさが建造可能で、光は外から取り入れます。

ただし、脱出用ハッチはなく、船内で起こったことは1世紀の間船内に

留まることもご承知おきください

(p.332-333)

これはホーケンが、さる農薬を製造する大企業でワークショップを行った

ときの課題。さて、60人いる同社の化学エンジニアはどんな結論を出したのか。

(つづく)

[8-10]教育が最優先されるべき

12月 8th, 2009

しばらくごぶさたしてしまっていました。

理由は簡単、パソコンの前にいられない飛びまわる日々を過ごしているからです。

何かの新聞記事で読んだのだけど、いわゆる「貧困」とされる家庭に

いる子どもの数は300万人を超えるという。

980円やら680円やら超・安いジーンズが出たり、牛丼が値下げされたり、

ファストファッションが人気になったり、世の中デフレが進行中だ。

「モノが安く買えてハッピーじゃないか」という意見もあるだろうけど、

980円のジーンズを1万着売っても980万、ビジネスとしてどうなのか。

企業の売上の絶対値が上がらなければカネが循環せず、当然ながら

景気は良くならない。

そして、この経済の沈滞、下降をモロに受けるのは、子どもたちなのだ。

次の世代を担う彼らに充分な教育を与えなければならないのに、

その原資も、環境もないというのが実情だ。

地球環境問題について考えるとき、「教育」は本当に、重要な問題だと

思います。

dramat

写真は、今朝自宅窓から写した朝焼けの葉山。

教育を考えていると、この写真が浮かんだので。

清々しい朝のこの景色が好きだ。

[8-9]マザーハウス山口さんの言葉

11月 14th, 2009

神、something great、天・・・何と呼んでも

構わないが、人は自分の自由意思による選択で人生を

生きていると考えている。

しかし、実のところ、「天」がデザインしているとしか

思えないときがある。

マザーハウスの山口絵理子さんも同じことを言っていて、

小学校のいじめから始まり、中学の非行、高校の柔道、

大学での開発学との出会いとバングラデシュとの出会い、

そして、マザーハウス設立、バングラデシュからネパールへ、

という流れの中で、その都度、自分自身の考えを固め、

それに従って選択をしてきたように思うが、

一方で、それらはいつもあらかじめ決められた道だった

ようにも感じる (『裸でも生きる2』 p.235)

山口さんは理念経営を実行していて、それは途上国の

素材を使ってモノを作り、それを日本へ輸出し販売する。

途上国の職を創出する。

「この地でしか手に入らない素材や技術があるんだって」

そんな言葉の一つひとつが、マザーハウスの

プロダクトを見て、知った人たちから生まれることを

祈っている。

そして、安いものだけを求めにやってくる先進国のバイヤーの

中にも、付加価値のあるものを求めに途上国にやってくる人たちが

少しずつでも増えるように。

それが継続した先に経済構造の変化が起きると信じている。

(同書、p.238)

拍手! これぞまさにビジネス2.0だ!

[8-8]やるか・やらないか

11月 12th, 2009

ホーケンは、p.344で、ヘブライの預言者アモス、デヴィッド・スズキ、

ドネラ・メドゥズ、ビル・マッキベン、マーティン・ルーサー・キング、

ジェーン・グドール、ワンガリ・マータイらがいかに闘い、いかに

迫害やら嫌がらせやら嘲笑やらの対象となり、それでもいかに

彼らは闘い続けたかを記述する。

そして、言う。

これら六人の人々が(アモスを省いてカウントしている模様だ;阪本註)

未来の世界でどう評価されるかなんて、私は興味がない。

大切なのは、まさに今、彼らの目に映る地球に起こっている

禍いに真っ向から取り組んでいる、ということだ。

つまり、「やるか・やらないか」が重要であって、いくら議論しても

意味がない。ぼくはこのホーケンの姿勢に100%賛成する。