行くぜ! 男塾@BLOG 最初のテーマは「批評しない」
みなさんごきげんよう! 念願かなって、ZONOこと、倉園佳三が塾長を務める『JOYWOW男塾』のブログ版、『男塾@BLOG』がスタートした。ふだんは山手のJOYWOWオフィスで繰り広げられている男塾だが、少しでも多くの方に「漢(おとこ)らしく生きる」ことの気持ちよさと潔さを感じていただきたく、重い筆を執る決意をした。とか言っても、結構、気楽な感じで徒然を綴っていく感じなので、みなさんも気軽におつきあいいただきたい。できる限り、毎日書くつもりなので(男塾の基礎編に、“約束は必ず守る”というのがあるし……)、ぜひ、応援してね!
記念すべき初回のテーマは「批評しない」にしようかな。
まずは、このページの上メニュー「リアル男塾案内」を見ていただきたい(さらに詳しい内容はこちら)。そう、次の男塾のテーマは「決断」なのだ。人生の要に訪れる決断のとき、そいつにどう立ち向かうかが今回の課題。「批評しない」というのも、この決断にものすごく大きな関係があるんですよ。わかるかなぁ? 「風が吹いたら桶屋が儲かる」に似てるんだな。
もの作りをしている人によくありがちなんだけど、「今度の作品はよくないねぇ」とか「ああゆうものは、オレなら絶対創らないね」みたいに、他人の作品を批評することがよくある。かくいうオレも、音楽にはちょっとうるさくて、とりわけ日本人の作家には若いころからものすごく批判的だった。
「なんで日本語の歌詞に英語を交ぜるかなぁ」とか、「どいつもこいつもサビでおんなじコード進行使いやがって」とかね、飲みの席でさんざん人の作品 をこきおろしたもんだ。たとえばね、槇原敬之とかぜんぜん受け付けなくて、「わたし槇原さんのファンなんですぅ」とかいう女子に出会うと、「ああ、こいつ 終わってる」とか思って、めちゃくちゃ冷たくあしらったりしてた。
ところがですね、ある日、曲創ってて、どうしても歌詞の一部に英語を入れたくなったんですね。そのうえ、あれだけ嫌っていた「サビでおんなじコー ド」を、こともあろうにサビに使いたくなっちゃた。まずいよねぇ。どうするよ? オレ。もちろん、あれだけ悪く言った手前、英語の歌詞もおんなじコードも 使えずに、結局、その曲はボツっちゃいました。
で、さらにある日、矢野顕子さんのDVD『SUPER FOLK SONG』 を観てハッとした。彼女のスタジオでのレコーディングをドキュメントぽく録っているDVDなんだけど、ある曲で何度もなんどもやり直すのね。それを見てい た彼女のマネージャーがこう声をかけた。「アキコ、アーティストは同時に批評家になっちゃだめなんだよ」。ガーーン。頭に稲妻が走ったね。「そうだっだ かぁ」と猛省した。
つまりね、なにかを批評すると「自由を失う」んですよ。言えばいうほど、それを自分がやれなくなる。まるで、手かせ足かせを自分自身 にかけているのと同じなんだね。先のオレの例でいうとね、もしオレがもう少しいいヤツで、人の批判なんかしなければ、自由に歌詞を創れて、好きなだけサビ にいいと思うコードを付けられたんだな。
会社を見回してみましょうか。いたるところに批判ってあるよねぇ。「あいつの企画見た? ひどいよね。あれじゃ絶対に失敗するよね」「今度の人事聞 いた? あいつをあの部署に入れるなんてチャレンジングだよね。たぶんダメだよ、あれ」。で、結末はというと、それを言っちゃった人は、二度と同じことが できなくなるんだよね。で、どうするかというと、無難な道を選んじゃう。
結婚式とか同窓会の風景でよくあるやつ。「あいつさ、会社辞めたんだってさ。なんでも、独立して小さな出版社を立ち上げるんだってさ。勇気あるとい うかバカというか」「あの娘ね、離婚するんだって。子供がかわいそうだよねぇ。わたしなら絶対がまんするぅ」。はい、これを言った人たちの未来、もうわか るでしょ。
会社辞めて企業できなくなるよね。どんなにひどい旦那でも、離婚しにくくなるよね。だから、言うんです。「決断を控えている人は、他人を批評してはいけない」って。「天につばすると自分に返る」って言うでしょ。まさにあれです。決断できる人は人生を自由に生きられる。批評しない人も、する人より自由でいられる。ね、つながるでしょ。
たとえば、自分の部下がつたない企画書持ってきたとする。そのときもね、批評しちゃだめだとオレは思う。ぜひ、「提案」してあげてください。「う ん、もう少しね、この企画に賭ける思いの部分を見直して、そこを表に出してほしい」「商品の素晴らしさをストレートに伝える言葉を見つけよう」。なんて建 設的なんでしょ。
では、「批評」の反対はなにか? 「赦す」(ゆるす)じゃないでしょうか。人がやって「イラッ」とすることって、なんか意味があるん だよね。本当は自分がやりたかったけど、なんかの理由でできなかったこととか。だから、感情的に反応する前に、「ま、いっか」と赦してみる。そこで、その 分、自由を手に入れられるわけだから、いいんじゃないかな。
というわけで、オレも数年前に槇原敬之さんを完全に赦しました。そしたら、あら不思議、彼は「世界に1つだけの花」とか、亡くなった友人に捧げた 「Hey…」とか、オレの大好きな曲をたくさん世に出したんですね。いや、オレが赦したから彼がいい曲を書けるようになったなんてことを言ってませんから ね。いくら塾長でも、そこまで傲慢じゃない。彼の良さをオレがわかるようになったってことなんだけどね。おもしろいよねぇ。
最後に、偉そうなこといってても、オレもやっぱり人の子。ふつうの人間です。いまでも、思いっきり批評しますよー。ただし、そんときはね、「絶対に 死ぬまでコイツみたいなことはしねぇよ」という大きな決意の元にやってます。自由を犠牲にしてでも言っておきたいことってあるじゃない。不完全ですなぁ、 われわれは。
ところで、初回から調子こいていっぱい書いちゃったけど、これって、今度の男塾で伝えようと思ってた内容そのものなんだよね。この分であと20回くらい書いたらセミナー来なくてよくなっちゃうじゃない。なにやってんだオレ。ま、最初だからこのくらいサービスしとかなくちゃね。次回からちょっとセーブ しよ。それとも、このBLOG、有料にしちゃうか? 「タダ見はお断りだよー」とか言ってね。たぶん、セーブできずに、全部、書いちゃうんだろうなぁ。 やっぱり不完全ですなぁ、オレは。(おわり)

