男子三日会わざれば、括目して見よ
はい、今週のラストBLOG。まずは、お知らせから。このページの上のメニュー「リアル男塾案内」でもお知らせしていますが、今月の21日(土)、4月18日(土)、5月23日(土)に男塾やります。前々回はいわばベーシッククラス。「漢(おとこ)らしく生きる」ことの基本についてお伝えしました。前回は「仕事」に特化した内容で、プロフェッショナルの流儀を極めてみました。で、第三章の今回は、再び人生のもっとも重要な問題に迫ります。テーマは『人生を動かす決断のとき〜決める力を磨く』。大小に関わらず、なんらかの決断を控えている方は、ぜひ、ご参加くださいね。
でもって、案内の中の講義内容に「基礎編」「実践編」「上級編」とありますが、これらは、1日で全部お伝えするものです。つまり、上記の3日間はすべて同じ内容なのですよー。受講希望の方から、「3月から3回通って全部、受講ってことですか?」との問い合わせが相次いでいるみたいだけど、どれか1日来にていただければいいんですよ。お間違いなく! あと、オレ、ぜんぜん怖くないし、叱られたりしないんで安心して気軽にお越しください。「ひとおつ、おとことはーっ」とかみんなで叫んだりもしないからね。
さて、今日も素晴らしいコメントが2つも。大ちゃん、ありがとね。君の未来が輝くと信じていますよ。それから、Yutaさん。言葉のキャッチボールというか、思いのやりとりというか、ここまで響き合うとホント気持ちいいですね。
「現実に向き合うこととあの世に向き合うことは結局同じ?紙一重なのかな!?と思いました」
あなたは本当に鋭い! 昨日、文章を書きながら、この結論を書くかどうかとても迷っていました。で、結局、文字にはせずに「行間に書く」ことを選びました。それが伝わってうれしいです。「見えること」と「見えないこと」は、1つのものの裏表に過ぎないんですね。本当はつながっているというか同じもの。だから、どちらかをないがしろにすると、本質が捉えられないんです。おっしゃるとおり! ブラボー!
今日で、男塾@BLOGを書き始めて11作目なんだけど、ホント、やってよかったと思う。いろんな人と、こうして出会えるのだからね。でもって、オレにとって最大の収穫は、これを書きながら「以前の自分より少しは成長したかも」って思えることなんだよね。でね、そんなこと思ってたら、今日のテーマが浮かんだよ。「男子三日会わざれば、括目して見よ」。これ! まさにこの男塾にふさわしい話だと思うな。
よくね、こんな話を聞くことがない?
A:「オレ(わたし)、いまのままじゃダメだと思うんだ。変わりたいんだよね」
B:「そう? じゃ、変わればいいじゃん」
A:「いや、それが難しくってさぁ」
ね、だれでも一度くらいは聞いたり、言ったりしてるんじゃないかと。せっかくだから、もうちょっと会話の続きを聞いてみようか。
B:「どう変わりたいの」
A:「それがわからなくてさぁ」
B:「ふーん。で、どうするの?」
A:「だからね、自分探しの旅にでも出ようかなって」
てな感じでしょうかね。まぁ、実際の会話の中で「自分探しの旅に……」なんていうヤツはいねぇか。だとしても、だいたい同じようなこと言ってるはずだよね。「本を読んでるんだ」とか、「前世を見てもらおうと思うんだ」とかね。
さて、ここで問題です。もし、いまの自分を変えたいと思ったら、どのくらい時間がかかるでしょう。最短と最長を出してください。
答え:最短=1秒。最長=一生かかってもムリ(来世に期待)。
はい。オレはこれ、本当に信じてます。他人じゃないからね、変えたいのは。自分だから。だれにもじゃまされないし、話し合う必要もないし、遠慮もいらない。もちろん、旅に出る必要も本当はない。じゃあ、最短と最長の分かれ目はなにか。今日は結論が早いよ!
「変わってやるぜ! という意志」
があるかないかだけ。「これをしたくないのに」と思っていてやめられないことがあれば、「やめてやるぜ!」と決めればいい。「これをやりたい」と思っているのにできない自分がいたら、「やってやるぜ!」と言い切ればいい。それをやるだけだから、1秒なのね。反対に、変わりたいと思ってるだけで「意志」がなかったら、一生かかっても変わらないというわけ。
はい、ここで、もう一度あの言葉を見てみようかな。
「男子三日会わざれば、括目して見よ」
これはね、「三日間その人と会わなかったら、別人になっているかもね」という意味で、人間のある一面を、ものすごくポジティブに捉えた言葉だとオレは解釈している。ある一面というのは「可能性」だよね。「進化、成長の可能性」。これが「三年会わざれば」だったらたいした感動はないけれど、「三日」だよ、三日。さすがにこれを言った人は賢人だから、オレみたいに「1秒」とか極端じゃないけどね。
ね、これを見てもわかるよね。変わるのに時間は関係ないわけさ。
もう1つ、おれの大好きな言葉がある。ツーか、オレ、よくことわざとか格言出すよね。ホント、自然に出てくるから、実はめちゃくちゃオヤジくさい人間じゃないかとこのブログ書き出してから思うようになったよ。ま、いっか。続けるね。
「過ちて改むるに憚ることなかれ」(あやまちてあらたむるにはばかることなかれ)
これは、有名な孔子の『論語』からだね。「過ちに気づいたら、速やかに改めなさい」と言っているわけだ。ね、「速やか」だよ。これなんかオレの「1秒」にかなり近いよね。ここでは、意志と似ているんだけど、「勇気」が求められているよね。
どういう勇気かというと「改める勇気」ではなくて、「自分が過っていた」ということを素直に認める勇気だね。オレもそうだけど、人間にとってこれほど過酷なことはないよね。だってさ、みんな「自分が正しい」って信じているから生きていけるわけじゃない。それをだよ、自ら「いや、わたしは間違っていました」って言っちゃったら、もうなにを支えに生きていったらいいかわからない。
もちろん、オレはこれが大の苦手。でも、やっぱりダメなものは改めたいから、自分なりの合い言葉を作って対処することにしてる。すごいよ、これ。
「一回、死んでみっか」
っていうんだよ、自分にね。「わかってる、わかってる。オレが悪いのはわかってるって。でもさ、それを認めちゃったら、オレじゃねぇもの」ってグジグジ、グジグジ悩んでいる自分自身に言うわけさ。「一回、死んでみっか」ってね。あの、ホント、ここで誤解していただくと困るんですけど、本当に死んじゃダメだからね。言葉のアヤよ(ツーか、だれも誤解しないか)。そのくらいしないと、次に行く、つまり、「改める=変わる」ための意志が持てないでしょ。全否定するぐらいでちょうどいいってわけ。
ただね、単に自己否定だけしちゃうと、やる気を失うだけだからね。それはよくない。「一回死んで、生まれ変わったらどっちに行くのよ」を決めておかなくちゃね。で、さらに言うならば、ここで悩んじゃダメ。旅に出たくなるからね。わかってるでしょ、本当はね。「こうなりてぇー」って心の叫びを聞けばいいだけ。なぜ、悩むかというと、行きたい方向はわかってるくせに、「だけど、ボクはそんな風になれっこないから……」と決めつけちゃうからなんだぜ。
参考になるかどうかわからないけど、オレのやり方を1つ紹介。オレは基本的に、この世で生きているっていうのは、「なりたい役を演じること」って真面目に思ってる。だってそうじゃない。両親の前、恋人の前、同僚の前、ライバルの前、初対面の人の前、これら全部で同じようにしゃべって、同じように感情表現して、同じ態度を取れる人はまずいないでしょ。
じゃ、なんで違っちゃうのよ。オレはこの違いを「演じてる」と解釈してるわけさ。さらにね、じゃあ、どれが「本当の自分ですか?」って聞かれたらどう答える? わかんないよねぇ。これもオレの解釈で申し訳ないんだけど、オレはね、「本当の自分なんていない」って考えることにしてる。全部、演じてるんだからね。正体なんてありゃしねぇだろうって。どうりで旅に出ても見つからないわけだ。
本当の自分なんて探し始めるから重くなるんだよ。
はい、さっきのボクちゃん。「だけど、ボクはそんな風になれっこないから……」って言ってたけど、「そんな風に演じる」だったらどうよ。学芸会でも劇団でもなんでもいいや。ボクにその役が回ってきたら、ヘタかもしれないけど台詞くらいは覚えるでしょ。そんなもんだよ、人生なんて。真面目に考えるから「できない」ってなっちゃう。あんまり責任を感じないことだよね、きっと。
それにね、演じてると思えば、よほどのことがない限り「一回、死んでみっか」もあんまり必要なくなる。「そろそろこの役にも飽きたから、もうちょっと二枚目の線でいってみようかな」とか、「かっこつけてると疲れるし、もう三枚目でいったるわぁ」とか、結構、気軽に方向転換できるじゃない。もちろん、「過ちて改むる」にもはばからなくなるよね。
我が男塾ではこれを「修正力」と呼んでいる。「ヤベ、うまくいかねぇ」、「あ、なんか最近ついてねぇ」、「ずいぶんと変な連中ばかりオレの周りに集まるようになったなぁ」とか、危険信号を感じたらね、すぐさま「改める」。どう改めるかというと、自分の役どころを変えてみるのね。これを瞬時にやれるように、自分を鍛える。うまくできるよになったら……、「一秒」の世界が待ってますってわけ。
あとね、「男子三日会わざれば、括目して見よ」にはもう1つ、深ーいテーマが隠されているんだぜ。それはね、「女性にいつまでも愛される秘訣」。恋愛でもそうだけど、結婚とかして何十年も一緒に暮らすとね、男はどんどん廃れて見えるわけさ。よく、テレビとかでオバハン連中が言ってるでしょ。「主人が家にいるとイライラする」とかね。マジでむかつくんだけどさ、あれ。どっちもどっちだけど、塾長としては、「男がだらしねぇやな」って言いたいね。
なにがだらしないかって? 成長してないんですよ、きっとそのご主人は。なまけちゃったというか、油断しちゃったんだね。悪いけど、女性は、何十年も成長もしない男を愛し続けられるほど心が広くないからね。よく、肝に銘じてね。何歳になっても、新しいことにチャレンジするとか、考え方が進化してるとか、目が輝いているとか、そういう男だったら死ぬまでリスペクトされる。
女性を自分のモノにした。なんて思ったら大間違い。ちゃーんと見てるからね。もう一度、登場してもらいましょ、名言に。「男子三日会わざれば、括目して見よ」。今日の自分と3日後の自分。なんか違って見えるよね。なんかちょっとカッコよくなってない? 前より、エネルギーが溢れてる感じがする。そんな風に、愛する女性に思われてこそ、オトコだぜ! とか読んで、キムタクが表紙のメンズノンノ買いに行っちゃいかんぞ。全部、中味の話だからね。OK?
はい、今週も無事に5話、書き終えました。これで楽しい週末が迎えられるね。そういえばさ、オレの毎回の文章が長いから、みなさんのコメントもだんだん長くなってるよね。オレね、これ、めちゃくちゃいい傾向だと思ってる。本当に感謝してます。IT雑誌の編集長やってたころから、掲示板とかの下衆(ゲス)な言葉がネットに蔓延するのをとても苦々しく思ってたからね。こんなに丁寧に言葉のやりとりしてるブログがあるなんて、心から誇りに思うね、オレ。(おわり)


> 「一回、死んでみっか」
ZONOさん、昨日、これやってみたよ。
ホント1秒だね、1秒!
結論が出たら、世界が変わるんだね-!
いやぁ、参った参った(笑)。
ZONOさんの言うとおり、安全な場所で殻に閉じこもっていてはいけないね。
ましてや、「自分は殻に閉じこもってなんかいない」なんて勘違いすると超危険。
そんなもの1秒でも早く捨てなくっちゃ。
今は次にZONOさんに会う日がたのしみな自分になったよ。
塾長、ありがとう!!