塾長紹介

創造力と感動力で新しい時代を超しあわせに生きよう!

ZONO(倉園佳三) JOYWOW男塾 塾長

1962年生まれ、獅子座、A型、2009年の今年は47歳になる。10歳のときに小学校のオーケストラでフルートを始めて以来、音楽に目覚め、32歳まで音楽家として生きてきた。1995年から2003年までの約8年間は、いったん音楽から離れてIT雑誌の編集という仕事にたずさわり、運良く編集長にまでなった。その後、再び音楽家に戻るとともに、企業コンサル、人材育成などもてがけ、2007年にJOYWOWに参加した。
一般的な「コンサル業界」では異色な経歴のオレだが、一貫して持ち続けているスタイルがある。それは「創造力」と「感動力」を基にしたコンサル、人材育成である。この2つのキーワードをオレの自己紹介として、以下に詳しく解説したい。

【創造力】

音楽と編集、そして企業コンサル。オレはこれらすべてにある共通点を感じながら仕事をしている。それは「創造」、すなわち「モノ作り」である。音楽という作品も、編集という仕事も、商品企画も人材育成も、「自分の中にある”思い”を妥協なく形にして、この世にないものを生み出す」という点では同じであると実感しているのだ。

企業のコンサルをしながら、素晴らしい企画が途中で頓挫する様子を何度も目にしてきた。売れるはずの商品が「ダメな売り方」で無駄死にするところも目撃した。わけのわからない人事や、疲労感しか残らないプロジェクト運営も目の当たりにしてきた。

そして、多くの場合、うまくいかない原因はそれに関わる人たちの「創造力の欠如」にあった。具体的に言えば、「思い」がないのだ。思いとは、「その商品や企画を世に生み出すことで、顧客や世の中をハッピーにしたい!」や、「この人事や新プロジェクトを成功させることで、会社を一歩でも前に進めたい!」といった、仕事の向こう側にある本来の目的である。

「モノ作り」の道のりは長く険しい。途中で息切れしたとき、あきらめたくなったとき、企画自体に疑問を感じたとき、唯一の支えとなってくれるのが「思い」である。思いは創造力の源泉。コンサルや人材育成の場で、オレは必ずこう尋ねることにしている。「では、その企画(商品、プロジェクト)の根源にあなたのどんな思いがありますか?」。

もう1つ、「思い」とともに創造においてもっとも重要な要素が「妥協なきこだわり」である。細部にこだわり、手を抜かず、決してあきらめず、命がけで創り上げる。仕事場でよく聞かれる「まぁ、こんなもんでしょ」では、決していいもの、一流のものは創れない。このことは、音楽制作や雑誌編集の現場から得られた、リアルな経験値としてオレの中に蓄積されている。

残念なことに、効率やスピードを重視する昨今の企業において、創造力の両輪をなす「思い」や「妥協なきこだわり」を学べる機会はあまり多くない。その代わりに、「創造=WHATの創出」よりも、「戦略=HOWを練る」ことのほうが重要だと教えられるのである。しかし、時代は変わりつつある。HOWでものが売れる時代は終わろうとしているのだ。

オレは企業コンサルや人材育成の場において、常に「HOWではなく、WHATにこだわれ」と主張してきた。これからも、あらゆる場面で「創造力」を発揮し、唯一無比の揺るぎない「WHAT」(企画、商品、人材)を生み出すことをゴールにしていきたい。

【感動力】

創造力とともに、モノ作りの世界、とりわけ音楽の世界から得た貴重な財産がある。それは、自分の仕事をとおして、そのプロセスや結果に心から感動できる「感動力」である。音楽制作の現場で、オレは「感動は物事を実現させる最大のエネルギー源」だと学んだ。どんなに真面目な人であっても、感動なしには人知を超えたミラクルな仕事はできないのである。

しかし、これも不思議なことに、多くの人が「感動」といった感情表現の類を抑えて仕事をしようとする。冷静沈着に、クールに、クレバーに、大人らしく、常識を持って働くほうが良しとされているのだ。オレの経験では、企業の規模が大きくなればなるほど、この傾向は強まっていく。

このような現場にでくわしたとき、オレは経営者やスタッフにこう尋ねる。「本当に売れる商品、本当に買ってよかったという商品には必ず感動がありませんか?」。感動をくれる商品は、もはや値段が安いとか高いとかの次元にはいない。そればかりか、企業から金をもらっているわけでもないのに、ついつい積極的に友人、知人に宣伝してしまう。これほど、強力な「感動」をなぜ、多くの人が無視するのか。

音楽の世界、とりわけ生演奏の場で得た1つの結論がある。「感動を与えられる人は、自分自身が感動している」ということである。感動は伝染病のようなもの。まずは与えようとする人間が感動に感染して初めて、相手に伝わるのである。つまり、感動を伴うWHATが創りたければ、そのプロセスにおいて大いに感動していなければならないのだ。

実体験として、このことを一般の企業で伝えることはとても難しい。しかし、オレは先の「創造力」とともに、この「感動力」を現場に植え付けることにとことんこだわる。会議で出された素晴らしいアイデアには「すごいよ、素晴らしい! いま、めちゃくちゃ感動した」とはっきり伝える。手を抜いた仕事には、「それじゃ、感動できないね」と厳しく指摘する。

そして、「いい結果が出たら心から喜び、ダメだったら涙が出るほど悔しがる」ことを現場に浸透させるよう努力する。実際に、感動力を身につけた若者たちの働きぶりが、大きく変わるのを何度も目撃しているからだ。彼らは感動力によって、「命がけの仕事からしあわせが得られる」ことを知る。そのパワーはほぼ無限に近いのである。

ワークシェアリングや右肩下がりの市場といった状況は、まだまだ続くだろう。さらに、その傾向を強めていくかもしれない。相変わらず「仕事の対価は金銭だけ」と考える企業は厳しいと思う。一度、その味を知ったらやめられない「感動」を重要な対価として認め、それによって得られる膨大なエネルギーから「人に感動を与えられる商品」が生まれるよう、オレは尽力していきたいと考えている。

【JOYWOW男塾について】

このJOYWOWにおいて、オレのもっとも重要なワークショップが『男塾』である。日本に古くからある「漢(おとこ)らしい」という美意識を、人生や仕事に取り入れ、いまよりもしあわせに生き、しあわせに仕事をしようと提案するものだ。仕事という面から「漢らしさ」を見れば、一流の玄人、プロフェッショナルとしての生き様にも通じるものがある。

実はこの『男塾』も、「失敗したら明日の仕事がない」という過酷な状況で仕事をするフリーランス音楽家の経験から生まれたものだ。そしてその根っこには、やはり「創造力」と「感動力」がある。これらは、大学を4年で卒業して、すんなり希望の会社に就職していたら決してわからなかったことだと思う。もし、いまの働き方で「なんか違う」と感じたら、ぜひ、『男塾』の門を叩いてほしい。きっと、1つ以上は感動を持って帰っていただけると信じている。