ビジネスを構成するのは、
「内容」(コンテンツ)、届け方(デリバリー)、顧客との関係性(コンテキスト)の3つである。
日本はデリバリーとコンテキストが弱くなってしまった。
いずれも人間ならではの付加価値を発揮できる部分である。
日本企業の強みは、人間の強みだったはずだ。
筋肉質だったはずが、ひ弱な、ふらふらしたか弱い体質になっている。
現場力が貧しい。
その原因となるのが、企業の、人間ならではの仕事を「コスト」としか見ることができなくなったマインドである。
世界観である。
ITやブロードバンドで「仕事の道具」は補強された。
しかし、それらを使う肝心要の人間が弱体化してしまっている。
(中略)
これからのビジネスのキモは「人間」にある。
人間をコストとしか見ることのできない企業は、いずれ淘汰されるだろう。
出典:「スロー・ビジネス宣言!」阪本啓一著 日経ビジネス人文庫