ブランディング・コンサルタント阪本啓一率いるコンサルティング会社。独自のノウハウで人材育成・ビジネスコミュニケーション・リーダーシップ研修、ブランディングを行う

ビジネス用語「とは辞典」

目次

サ行

仕事のスキルとは

2008 年 07 月 03 日

1.技術(テクニック)
いわゆるノウハウ。必要最低限これだけは満たさなければならない、という約束事。
企画に関して言うなら、「企画書の書き方」というようなものだ。
語学でいう文法である。

2.言語(ターム)
業界独自の用語で、仕事を円滑に進めるためには覚えておかなければならない。
建築業界にいるなら「開口部」が窓を指す、ということを知っていなければ打ち合わせにならない。
語学で言う単語だ。

3.暗黙知と形式知
知には二種類あって、暗黙知はいわゆる「職人芸」のような身体の中に備わった知であり、
言葉にできない。
きわめて俗人的であり、「その人ならでは」の「芸」である。
一方、形式知は言葉にして記述可能だ。
特定の人物しかできないような属人的なものではなく、
チームで共有できたり、後輩に教えたりできる。
接客業におけるマニュアルが良い例だ。

出典:「ブランドの授業」阪本啓一著 PHP出版

仕事のマインドとは

2008 年 07 月 03 日

1.動機・・・なぜその仕事をするのか。
2.ビジョン・・・その仕事を達成することによって世界はどう変わるのか、
どう変えたいのか。
3.リターン・・・仕事の結果得られる対価は何か。

出典:「企画心」阪本啓一著 ビジネス社

成功のトライポッドとは

2008 年 07 月 03 日

ビジネスを構成するのは、
「内容」(コンテンツ)、届け方(デリバリー)、顧客との関係性(コンテキスト)の3つである。

日本はデリバリーとコンテキストが弱くなってしまった。
いずれも人間ならではの付加価値を発揮できる部分である。
日本企業の強みは、人間の強みだったはずだ。
筋肉質だったはずが、ひ弱な、ふらふらしたか弱い体質になっている。
現場力が貧しい。

その原因となるのが、企業の、人間ならではの仕事を「コスト」としか見ることができなくなったマインドである。
世界観である。

ITやブロードバンドで「仕事の道具」は補強された。
しかし、それらを使う肝心要の人間が弱体化してしまっている。
(中略)
これからのビジネスのキモは「人間」にある。
人間をコストとしか見ることのできない企業は、いずれ淘汰されるだろう。

出典:「スロー・ビジネス宣言!」阪本啓一著 日経ビジネス人文庫

スロービジネスとは

2008 年 07 月 03 日

企業は社会に何らかの価値を提案し、その対価を頂戴して存続しています。
対価はお金だけではなく、「おれ、あのブランドに惚れてるんだよ。」という、
ファンからの熱い「ご贔屓」もあります。

商売は、「商は笑なり」という昔の言葉のごとく、一つの商品を目の前にして、
商人と顧客の二つの笑いがあることが理想なのです。
ところが、企業が自分のことしか考えず、
たとえばこの環境問題がかまびすしい中で自分勝手な商品を出して一時的に設けても、
「ご贔屓」は頂戴できないことは確かです。
(中略)
そう、CSRとは、簡単に言えば、
「ご贔屓を頂戴できる企業活動をすること」ということができます。
そして、そのような企業のビジネスのあり方が、スローなビジネスであり、
成功の定義は、このビジネスOSのもとになされるべきなのです。

出典:「スロー・ビジネス宣言!」阪本啓一著 日経ビジネス人文庫

商品のライフサイクルとは

2008 年 07 月 03 日

マーケティングには昔から商品のライフサイクル論がある。
商品には四つのステージがあって、導入期、成長期、成熟期、衰退期というものだ。
しかし、「いまこの商品は導入期だから※※しよう」
「もうそろそろ衰退期だから※※という手を打とう」という
マーケティング戦略が立てられることは現実にはなかなか難しい。
理由は二つある。

1.神ならぬ好みで、自社商品が現在どのステージにいるのか冷静に判断できない。
2.判断するための客観的な指標が難しい。
私はこのような固定的・静的な考え方ではなく、
もっと動的なとらえかたをしたい。

(中略)

STAGE1  これ何(?)ステージ
STAGE2  あったらいいな(had better)ステージ
STAGE3  ないと困る(must)ステージ
STAGE4  まだあったん!(!)ステージ

(中略)

商品は現代の潮に乗ってこれらのステージを自由に行き来する。

出典:「マーケティングに何ができるか とことん語ろう!」阪本啓一著 日本実業出版社

スローなブランドとは

2008 年 07 月 03 日

「スロー」とは、一言で言うと「ほんもの」です。
自分が大切にしている価値をじっくり育て、丁寧に世の中に発信していく姿勢をいいます。
打ち上げ花火のようにパッと上がって、パッと消えるようなうたかたのブランドではなく、
末永く命を保てるような、そんなブランドのことです。
(中略)
スローなブランドを創るために必要なことは「顧客への愛」「自らの美学」です。
ブランドがこの二つを持っているかどうか、時々セルフチェックする習慣をつけましょう。

「顧客への愛」というと、短絡的に「顧客サービスを充実させる」となって、
たとえばチャーハンの盛りを多くしてあげる(笑)、とかいうことに発想が行きがちですが、
違います。
「顧客を読む」ことです。
顧客がどんなことに感動し、何によってハートに火がつくのか、
しっかり観察しなければならないのです。
(中略)
美学とは、別の言葉で言うと「矜持」「誇り」「こだわり」です。
美学は「これはやる」「これはやらない」というものさしにもなります。
パッケージの項でも説明しましたが、パッケージはディテールの積み重ねで成り立ちます。
神は細部に宿る。
ブランドの隅々まで美学が一本通っていなければなりません。

出典:「ブランドの授業」阪本啓一著 PHP出版


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