商品開発の際必ず出てくる言葉が「ニーズ」と「シーズ」である。
わかりやすく言うと、「ニーズ」は「わし、こんなん、欲しい!」という
生活者・顧客サイドの要求であり、
「シーズ」は「わしら、こんなん、作れますけど」という
企業サイドの技術である。
以前は「ニーズ先導かシーズ先導か」という議論がよくなされたものだが、
実はあまり意味がない。
なぜなら、「わし、こんなん、ほしい」と聞いたところでその通り作れないかもしれないし、
よしんば作れたとしても、作ることが本当に企業にとって正しいことなのかどうか
わからないからである。
また、シーズ主導型で「売れるかどうかわからんが、作っちゃった」という商品が
あっていけない理由はなく、作ることができるのなら、どんどん作って、
「どないですか。使い心地は」と顧客に聞いてみることも大事なのだ。
出典:「マーケティングに何ができるか とことん語ろう!」阪本啓一著 日本実業出版社